こんにちは。アクシス代表の末永です。社長ブログです。
axxis inc.も7期目が残り1ヶ月を切りました。期末大詰めとなり、久しぶりの社長ブログ更新となってしまいました。
6月からフルタイムの業務委託で女性のベテランエンジニアの方が1名、7月から中途入社で2名(1名は8月が正式入社)が入ってくださいました。
20入社の新卒採用も、これまでインターン生からそのまま手を挙げてジョインしてくれるメンバーが多かった事もあり、マイペースに受け身で出遅れてしまった感は正直ありますが、20卒・21卒も引き続き募集していますので、是非ご興味を持っていただけた方はご連絡ください。
弊社はこれまで僕の目立つのが嫌いという性格もあってか広報/PR活動を怠ってきまして(最近は頑張り始めています)世の中はもちろん、採用市場においても認知度は低いと思うのですが、ありがたい事に直接認知・接点を持っていただけると割と他社大手企業等と比較した上でも意欲高く志望してくれる候補者の方が多く嬉しいのですが、その際にしつこくお伝えし続けている事があります。
どうせ何度も同じことを繰り返し伝えるのであれば、例のごとく社長ブログに記載してしまおうという事で今回書いてみようと思います。
弱小零細企業が何を偉そうに・・と思われたら大変恐縮ですが、あくまで弊社の選考を受けてくださっている方向けの記事となりますのでご容赦ください。
弊社を志望してくださる方の傾向
まずどういった方が弊社を志望してくれる事が多い、つまりこの記事の対象やターゲットとなるのかについてお話させていただきたいと思います。
これまで弊社に入社いただいた方から聞いた内容をざっくりと以下でまとめてみました。
- ベンチャーで自分が会社を創っていけるフェイズにある(現実そういう弱小零細フェイズです)
- 社員のみんなが強さだけでなく、温かさを両立している(自分たちが不幸になってまでビジネスや仕事はするべきじゃないしバリューにまで掲げています)
- 社長の人柄(等身大・身近でいじられキャラ)、熱意に共感して(恐縮です)
- 「働く個人や転職者を幸せにする」というミッション・ビジョンに共感して(本気です。事業展開や事業計画にまできちんと落とし込んでいます)
- インターンや業界未経験者に対して等、人を育てるカルチャー(インターン生20名弱に実務を任せます。中途社員も業界や職種未経験者がほとんどです)
- 成長だけでなく、人そのものに向き合うお節介な文化に共感して(人によっては割と面倒くさいと思われると思いますw)
- 人材ビジネスの実務経験・実力を高めたくて(単純にノウハウや実績は自信あります)
- WEBマーケティング・メディアの運用・グロースの実務経験を積みたくて(これも単純にノウハウや実績は自信あります。超レッドオーシャンで戦ってますからw)
- 若くしてマネジメント経験を積みたくて(23歳のマネージャーが2名います)
- 若くして新規事業開発経験を積みたくて(新卒・インターン生中心で毎月数百万投資して新規事業立ち上げ任せています汗)
- ベンチャーの自ら成長させる経験・実績を得たくて(実際は大変ですが一緒に頑張りましょうw)
- 社長の距離が近い(社長室はもちろん社長デスクもなく長テーブルの端っこにみんなと一緒に座ってます)
- 年次や経験問わずに裁量や責任を任せてくれる(23歳やインターン生にも38歳のメンバーのマネジメントやマーケ実務、新規事業を任せています)
- ベンチャーの割にはホワイト?=そこまで夜遅くまで働かない(もちろん職種や日によりますが大体20時くらいには割とみんな帰ってます)
他にもあるかもしれませんが、ざっとこんな感じでしょうか。
誰にとっても良い会社だと思っていません
自分で言うのもなんですが、上記各項目ごとの強弱はあると思いますが、一定レベルで実態に近いとは思うんです。
各項目に対して一定のファクトは提示できるし、他社と相対比較したとしても、そういった傾向はあるのではないかと思います。
ただ、僕自身はだからといって、自社が良い会社だとは思っていないんですよね。
もちろん、これから良い会社になっていきたい、していきたいとは思っていますし、その努力をやめる事はしません。
ただ、当たり前といえば当たり前なんですが、現時点においては、誰にとってもオススメできたり、良い会社だとは思っていないのです。
良い会社だと言われてそう思って入ってくると割と痛い目に会うと思います(笑)
では誰にとっては良い会社なのか?
誰にとっても良い会社ではないとして、では現時点で誰にとってであれば良い会社であり得るのでしょうか。
それは結論から言えば、もちろん上記で触れたこれまでジョインしてくれたメンバーの口コミ?と同じような事に魅力を感じられる人ではあるのですが、もっと言うとこれらの良い面の裏側にある苦しさ・大変さ・シビアさも含めた上で、それでも尚あなたにとっての価値や意義やリターンがあると言えるのか?という問に明快に、且つ腹を括って答えられる人だと思います。
弊社に限らずですが、大抵の物事や事象というのは、光と影、表裏が存在します。つまりトレードオフが存在しています。
これらを魅力に感じながら、それらに付随する裏面は嫌で、その他同時にあれもこれもと求められても、表裏の関係性があるので、物理的に提供しようがなかったりします。
もちろん、会社として、経営者として、それを同時に叶えられるように時間軸で改善・努力はしていくつもりです。
それでも今の時点においては、すべての魅力を一緒に、同時に提供してあげる事は全体最適視点で非合理であったり、一貫性を持てず矛盾してしまう事になりがちなのです。
axxis inc.の良い面の裏側=悪い面って何?
それを知った上で、あなたはその機会や経験をどう活かして、どうなっていきたいの?どんなリターンを得たいと思っているの?
その問いに答えられない人をどんなに優秀であったとしても、僕は無理に口説くつもりはないですし、世の中五万と会社がある中であえて一緒に働く必要はないと思っています。
それでは、弊社axxis inc.の魅力部分・良い面の裏面、つまり悪い面ってどんなものでしょうか。
例えば、ベンチャーにしては割とホワイトという部分についてですが、遅くまで仕事を推奨しないという事は、同時に限られた時間の中で同じく成果は求められます。
残業時間が少ないから成果は出せませんとなってしまうと、弱小零細企業ですから、すぐに赤字になってしまいますし、潰れてしまいます。
それって一見、残業時間ベースで見てホワイト企業であっても、激務で行動量担保系の会社よりも、思考停止が許されず自分で生産性を高める工夫や仕組み作り、常に脳に汗をかき続けないといけないわけでとてもシビアで厳しい世界なんじゃないかと思っていたりします。
あとは、年次問わず裁量や責任を与えるというのも、本人は非常にしんどいです。経験も浅い中で右も左もわからないのに役割や責任は求められるのです。
実際問題、そんな状況で誰もが成果を出せるわけではないですし、やりたいと思える事でもないと思います。
そんなこんなでWantedlyやSNSでキラキラ見せてるベンチャー企業やスタートアップ企業がよくアピールしている裁量やチャンスを任せてもらえるという事は、もちろん貴重な機会とも言えますが、実際に自分がやるとなるとすごく厳しい事だと思うんです。
非常に残念なことに「役割や裁量は欲しいけど、成果や責任は負いたくない」そんな都合の良い世界は存在しません。
あなたはどうなりたくてそのためになぜうちに入るの?
「あなたはどうなりたいの?」って某R社っぽくて窮屈で苦手・・という人も正直多いと思いますw
でも、一旦冷静に考えてみてもらいたいんですが、営業のプロフェッショナルの人って顧客にも究極はそこを求めると思うんですよね。
「社長。僕も色々なノウハウやソリューションという手段の話であればそりゃあ色々な引き出しがありますよ。でも結局はお客さんである貴社やあなたがどうなりたいかが具体的になければ僕も適切なソリューションや最適解を提案する事はできませんよ」と。
単純に自己満で言いたいだけって事ではなく、「他社に行くんであれば正直あなたの人生だし勝手にしてね」ですが、自社への入社を検討してもらうのであれば、それらをお客さんと同じくらいかそれ以上に大事な社員に対しても同じ姿勢を貫いて、最後まで(社員の将来まで)ケツを持とうとするスタンスって事なんだと思うんです。
正直うちに限らず、ベンチャーへの入社を考える人程それに自分なりの答えを見つけられないと、気がつくと年齢は経過したのに、自分なりに持論化できる深い学びもないままに歩兵になってしまい、経営陣やVC/株主にとっては会社価値上がったし良いけれど、どうせ歩兵になるなら無難な大手いった方良かったんじゃないか・・(実際に行けるのか問題もありますがw)となっちゃうリスクもあるのかなと。
でも、もしも自分の意思でそれくらいの覚悟を持ってきた人には、もちろんめっちゃ向き合うし、本人のありたい姿に少しでも進捗できるよう、成長機会や役割、責任を任せる努力を会社や経営者としての僕もしなければならないと思います。
そうじゃないと失礼だし、マナー違反。
覚悟を持って自分のありたい姿、なりたい姿のために会社に入った個人と、その期待値を越える成長機会や役割や報酬を与え続けられるよう努力をする会社。
業務委託契約ではなく、雇用契約や関係というのは、そうした個人と会社のせめぎ合いなんだと思っています。
自分で選んだ道を自分で正解にする人のご褒美
最後はオマケでやや脱線してしまうのですが、この写真は、弊社の19新卒のデスクの近くに飾ってあった色紙とお酒です。
今日、休日にオフィスに来てたまたま見つけました。
彼が向き合ったメンバーからサプライズで誕生日お祝いにてプレゼントをもらったそうです。
彼は自分の道を自分の意思で決断し、またその道を自ら正解するべく日々奮闘しています。
彼のゴールにたどり着くにはまだまだ遠い道のりですし、きっと苦しい事の方が多いでしょう。
それでも、彼のように常に真剣に自分の人生と周りで関わる人に向き合っていれば、こうしたご褒美がもらえる瞬間があると思うんです。
そんな人生を僕自身も送りたいし、そんな人生を送りたい人と一緒に働きたいなと思っています。